現役の教職員とPTA会長が教える、
校区の小中学生の接種率を大幅に引き下げる方法

「ダディの学び舎」闇のダディさんにYouTube動画で解説していただきました。

とてもわかりやすい内容ですのでご参考になれば幸いです。

ポイント

①小中学校や公務員である先生たちを巻き込まないこと。
②ワクチン接種に反対しないこと。
③提案は「国(厚労省)が公開している情報を保護者に提供しましょう。」
④意見広告の掲載紙(日経新聞と地元紙の2紙がベスト)を持参して話すこと。
⑤ワクチン接種反対のチラシは持参しないこと。

「小中学校にワクチンの危険性を訴求して、校区の小中学生の接種率を大幅に引き下げる方法」を、現役の教職員とPTA会長さんから教わりましたたので、その方法をお伝えさせていただきます。

公立の小中学校に対して、ワクチンの危険性を訴求するポイントは、逆説的に聞こえるかもしれませんが、①小中学校や教職員たちを巻き込まないことと、②ワクチン接種に反対しないこと。この2点です。

公立小中学校の教職員は公務員です。そして学校は国(文科省)の管轄なので、原則、この問題には関われません。ワクチン接種の問題について、教職員は完全な部外者であり、学校も完全に無関係な施設なのです。だから学校や校長先生に訴求しても効果は限定的で、逆に話がややこしくなりがちです。この問題について関係のない学校や先生たちを巻き込まないことが、何よりも大切です。

したがって訴求する相手は、必然的にPTA会長(副会長・母親部担当者など)になります。PTAは教職員と保護者とで組織されていますが、教育委員会や文科省の管轄下にあるわけではありません。そしてPTA会長(副会長・母親部担当者など)も公務員ではありません。もちろん彼らもこの問題にはあまり関わりたくないのですが、「関われないわけではない」のです。ここが教職員との大きな相違点です。だからPTA会長が関わりやすいようにしてあげればいいのです。

そして、ここでよくやってしまいがちな誤りが、「ワクチンの危険性を保護者に周知しよう」とPTA会長に提案してしまうことです。「ワクチンは危険だから子どもは接種しない方が良い」というメッセージは、PTA会長が保護者に周知するハードルを上げてしまうため逆効果です。仮にそのメッセージを保護者に周知した影響で接種率が下がり、校内でクラスターが発生した場合には、主導したPTA会長が責任を問われかねず、PTA会長にとってのリスクが生じてしまいます。

だから伝えるべきメッセージは「わが子に接種させるべきかどうか、多くの保護者は決めかねています。だから子どもたちの接種の判断材料として、国(厚労省)がホームページで公開している情報を保護者に提供してあげましょう。」です。あくまでも「情報の提供」にとどめ、「各々が各自で判断をしてください」というメッセージであれば、ハードルもリスクも低くなるので、PTA会長も保護者に伝えやすくなります。

しかし伝えやすくなっただけでは、なかなか動いてくれません。本来あまり関わりたくないであろう案件で行動してもらうには、それ相応の「動機付け」が必要です。「動機付け」には二種類あります。「これをしたらこんなに良いことがあるよ」と「これをしなかったらこんなに悪いことになるよ」この二種類です。

まず前者です。「この情報を保護者に周知すれば、助かる方は多いと思いますよ。」となりますが、「動機付け」は少し弱めです。これでPTA会長が重い腰を上げてくれればいいのですが、動いてくれそうにない場合は、そのまま後者を使います。後者は、強い「動機付け」ができます。しかし伝え方にもよりますが、言われた方は少し脅されたような気になってしまうかもしれません。だからできるだけ前者で終わらせたいところですが、実際には次のような提案になります。

「この情報を保護者に周知すれば、助かる方は多いと思いますよ。でも他の保護者に周知せずに、万が一にも健康被害が起こってしまった場合、今日のお話し(会長さんにこの情報を提供したこと)をご存じの保護者の方々から『情報を知っていたにもかかわらず、なぜ周知をしてくれなかったの?』という批判を受ける可能性もあります。立場上の道義的な責任(法的責任は生じません)が生じてしまうので、ひとまず保護者の方々に情報提供だけやっておいて、あとは各々の判断に任せた方が無難だと思いますが、いかがでしょうか?」

文章で読むと少々とげとげしく感じるかもしれませんが、実際の伝え方や口調さえ柔らかければ、PTA会長もあまり抵抗を感じないはずです。また、この提案はPTA会長のリスクを減らすための提案にもなっているので、受け入れてもらえる可能性は高くなります。

また、これに加えて「近隣のPTAの前例」があれば、PTA会長はさらに行動しやすくなります。近隣の保護者で情報を共有しながら取り組んでいくと、よりスムーズに事が進むはずです。もちろんPTAの組織形態は、地域や学校によって微妙に異なるので、一概にこの方法で上手くいくとは限りませんし、もっと良い方法もあるかもしれません。それを見付けるためにも、この内容に関するご意見やアドバイス、経験談などございましたら、どしどしお寄せくださいませ。